August 14, 2018

タイトルは、「愛の讃歌」の日本語訳詞中の「燃える」関係語彙。
順に燃える手、燃えるくちづけ、燃える指、燃やす火なんだけど、
最後に「とかす(心とかす)」も入るのね。
「燃える」は決して「恋」を修飾しない。
恋を飾るのは「とかす(最後の「心とかす恋よ」)」。

気になったのは、

・燃えるは客観的だけど燃やすは違う
・「燃えた」結果「心をとかす(ほどの恋)になる」

ってとこ。
燃えるを三回、燃やすを一回重ねた結果、恋が心をとかす。
恋愛の経過をたどってる感じがする。
おもしろい訳詞だなぁと思いました。

ま、関係ないですね。実際には本命さんは、
ピアフの歌詞のままをカース歌唱版で滑るので。
(仏語は得手じゃないから余裕のある時に検証する)
実施要素と結果はともかく、良いプログラムだと思う。
私は気に入りました、とても。まだ言葉にしたくないほどに。

スカイフォールのあとのフリーの選定は難しかっただろう、
似た系統か奇抜な方向にした方が安牌だけど(そんな案もあったはず)、
さすが有香さん、どうすればいいか理解していて提案したんだろう。
(Energiaは奇抜だから。海外に先駆者がいるから、まだ楽だけど)
マスターピースに近いものができてしまった次は大変だ、
というのをとても良くわかっているひとだと思う、
ご自身やたくさんのお弟子さんたちの経験的に。
それと、シャンソンにしてもあえてこれを持ってきたのがいい。
ジュスイマラードもしくはラヴィアンローズ、
それかミルヴァ歌唱版とかでオブリビオンがくるかな、
そろそろピアソラやってもいいだろうし、
と思っていたけど、さすがにそんな安直には行かなかったね。
予知能力なんてない。あったら勝つ選手だけ応援するわ。笑

有名どころの中でも、特に愛の讃歌は国内の老若男女、
むしろ中高齢の方がメロディー認知度は高いだろう。
日本語のタイトルがあるシャンソンは限られているし。
(佐野コーチが絶賛していたのも頷ける)
スケオタ的には鈴木さんになりますかね、やっぱり。
演技を見たら別物ではある(人も振付も違うのだから当然)し、
スカイフォールが全日までヨナを引き合いに出されたよりは、
断然ましだろうけど、多少は比較されるだろうな。

要素としては、スピンが面白かった(色んな人が言ってるけど)。
全体的にレベルと加点取るの、大変そうだわ。
唯でさえ要素判定が厳しくなるのに、易きに流れなかった。
相当な挑戦であることには間違いないから、
ジュニアから上がってきたメンツに勝てないことも覚悟する。
無論、それも考慮して最後には全てに勝てると判断したと信じるが。

三日間の予定を二日に縮めて山梨へ行ってきた。

ショートの応援を失敗してしまった。
直前練習が少しナーバスに見えたから、
盛り上げた方がいいと思ってすぐ手拍子したんだけど、
当然ながら揃わず、すぐ裏拍と表拍がバラバラになった。
まるで、去年の全日本のジプシーダンスみたいだった。
もしタイミングを崩させてしまっていたら、本当に申し訳ない。
ステップのみを裏で通すor表で通すのがいいのかな。
勿論、そんなの私の決めることじゃない。
次のオータムは、ほぼ羽生さんのファンだろう。
彼のファンは多分裏拍ができる(LGCは通しで裏だったし)から、
オータムでお客さんがどういう応援をするかを見て、
自分のやり方とスタンスを決めることにする。
何れにせよ、「ちょっとは落ち着け」、私。

フリーは見る側として、とても緊張していた。
けれど、衣装がショー用(設楽さんだったかな)で、
「これは初披露で、披露さえできればそれで」と思えて、
ちょっと呼吸が楽になった。メインコーチもいなかったし。
それでも直前、ものすごく胃が痛くて呻いてしまって、
その時近くにいたひとたちには申し訳なかった。
結果は……個人的には2位だと。松原選手はすごかった。
でもこれは採点競技で、彼女はシニア一年目で、
本命は三年目で実績あって表現は素晴らしくて……そんなもんだ。
ストレートに言えば、妹弟子の住吉選手の方が余程良い出来だった。
松岡選手が少し出遅れるようだから、住吉選手には頑張って欲しい。

シニア女子が終わってから、永井選手と話せたのが嬉しかった。
本当は中道選手にも話しかけたかったんだけど、
足切りのある試合は声掛けない方が良いか、と思ったので。
今季の永井さんは両方良いプログラムだから楽しみ。
タイプとしてSPの押しが弱めだと思っていたので(FSはいつも良い)、
SPが素晴らしい作品で嬉しい。最後の畳み掛けは何度でも見たい。

久々に男子フリー(ショートは見なかった)と、
Bクラス女子も見たので、フィギュアスケート観戦を楽しんだな。
昔みたいにたくさんメモをとった!笑
折角だから、そのうちパンフレットと照らし合わせて残したい。

何故こんなに甲府へ行くのを迷っていたかと言うと(言い訳)、
11日がネーデルの誕生日だったからです。ハハハ。
ぎりぎりまで粘って渡蘭するか、考えていた。
自分の時は態々休み取って貰ったのに、私は返さないのか、と。
結局、日本時間で通話して祝って、蘭時間にテキスト送って、
土曜早めに戻ってまた通話した。行くべきだったかな。
答えは出ない。どちらもかえがきかない存在で出来事だ。
後悔はしていない(どちらにせよ後悔しないと最初に決めた)から、
そのうち何か埋め合わせをして、この件はきっとこれで終わり。


(03:05)